山も谷もない30後半Webディレクターの手日記

気が付いたら40の背中が見えるようになってきた、バツイチwebディレクターの仕事にほとんど関係ない、日常のことを綴ったり綴らなかったりするブログ

リアル鬼ごっこ iPhoneを探せ

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久しぶりにスマホを落とした。

 

2時間ほどの通勤時間を要する私は、通勤時、深夜ラジオを聞きつついつの間にか寝落ちするが乗換駅で起きる能力を手に入れている。

その日の朝も見事駅に到着しドアが開くプシューという音とともに目を覚ました。

適度に混雑している車内だが、常にドア横の座席をキープしている私にはたいした距離ではない。1すいません(会釈の回数の単位)程度で駅のホームにたどり着く。

 

ホームで体の異変に気づく。ポケットに私のiPhoneがないのだ。

反対側にはradikoでラジオを聞いているAndroidのみ。惰性で2台もスマホを持っているバカがここに。最近会社のスマホが追加されて3台持ち歩いている。

 

電車は無情にもドアを閉めて出発・・・なかなかしない。本当にポケットに入れたのか不安な私は鞄をガサゴソ、すべてのポケットをパンパン、Androidが2つ、ビスケットもiPhoneもない。

ホームで慌て始めるサラリーマンを不思議そうに見つめる車内の目、このまま戻ることもできる、が恥ずかしくて思考停止している間にドアは閉まり、発車していった。鉄道員高倉健さんばりに電車を見送った。

 

とはいえ、私のスマホ紛失経験は1度や2度ではない。広辞苑で「紛失」を引くと私の本名が出ているくらいに無くすし、(気分的には)クワマンの次くらいにスられてる(現金を)(パチスロに)。

ベテラン紛失者の私、スマホなんてすぐ所在地がわかるこのご時世に慌てることはない。このまま会社に行ってPCで所在を確認してから考えようと判断した。

 

しかし今回は無念にも手帳型ケース入りのiPhoneであり、定期券もその中に入れてあった。

事情を話して精算することも考えたが、会社に間に合う必要性と説明する手間を天秤にかけて会社を遅刻する道を選んだ。

いや、遅刻理由できてラッキーみたいに思ってた。嘘ついた。

 

さて、自分のiPhoneを追いかける旅が始まった。5分後にやってきた後続の電車に飛び乗り全速力で前の電車を追った。正確には歩いて電車に乗ったし、全速力は電車の法定速度なり定時運行だとは思う。

その間にAndroidiPhoneを探した。初めて2台持ちやっててよかったと思った。

誰になんと言われようと、紛失した時に役に立つ、と胸を張って言える。みんなもぜひ真似してほしい。

AndroidからiPhoneを探すのは初めてだったので電車にのりつつ検索をして以下のサイトを参考にさせてもらった。

usedoor.jp

 

通常Android端末からiCloudにログイン出来ないらしいのだがブラウザでPC版を見るを選択すれば可能であった。

 

ログインすると地図が表示され自分のiPhoneの位置が表示される。この時点では心の何処かに悪いやつに盗まれて海外に高値で売られるのではないか(iPhone7だけど)、とも思っていたが線路上にあると表示されたので一安心である。

5分遅れの電車は一生前を走る電車に追いつくことはない。誰か親切な人が降りる時に持って駅員に届けてくれるか、悪いやつがどこかに持っていくか、終点でゴミと一緒に回収されるか、全ての可能性を地図上で見守っていた。

 

突然地図上のポイントが線路から外れ、駅前の広場あたりで止まった。交番でもあるのかもしれない。

親切な人が駅ではなく交番に届けたのかもしれない、改札で事情を話さなければならないのは面倒だが、仕方ない。下車して改札に向かうと地図上のiPhoneが次の駅に移動してるではないか。

いい女かよ。

 

再度電車に乗り追跡する。終点がここから2時間とかだったらどうしようと思ったが、幸い次が終点だった。地図ではどうやら終点の駅構内のどこかにあるらしい。終点に追いついて宝探しのスタートである。世はまさにスマホ時代。

 

と思ったけど忘れ物センターみたいなところに普通に届いていた。届きたてホヤホヤだった。

 

忘れ物王に俺はなった。

(本音は本当に安心した。)

 

  

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