余興ウォーズ~記憶の帰還~

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余興も方針が見えて安心して飲み会は更けていった。

 

途中、頑なにアルコールを摂取しなかったサンシャインが帰宅、なんでも子供が産まれたばかりらしい。そりゃ新鮮な子供がいたら家に帰らないとまずい。さらにぺこが翌日仕事があるといって早めに就寝した。こちらがいくら枕をぶつけても動じなかったので、相当な忍耐力を仕事で身につけたのだろうと思う。

 

そんな盛り上がらNightを経て迎えた朝。山間のコテージは穏やかな日差しが包み、清々しいという形容詞がぴったりだった。ところどころ記憶が曖昧であったものの、いつもの死にたくなるような二日酔いにはなっておらず、誰かが用意してくれた味噌汁を食した。やたらと室伏あたりが「アイハヴァペ~ン」とうるさかった。今さら何を言っているのか、群馬の小学校は流行が遅れてやってくるのかと、哀れみの目で見てしまったこと申し訳ないと感じている。

 

このテンションの理由はすぐに判明した。春風亭昇太を降臨させた私が、「ピコ太郎もやろうよ」と発言したらしい。もちろん自分がやる気など微塵もないので、誰かやったら面白いのではないかという安易な発言である。そうであってほしい。その後の流れはご察しの通り、ダチョウ倶楽部よろしく「どうぞどうぞ」のお約束からめでたく私がピコ太郎を仰せつかったらしい。記憶っておそろしい。

 

さらにおそろしいのは、なんだかんだノリノリでPPAPを踊っている私が深夜のコテージにいたことである。撮影された動画を見て崩れ落ちた。これは私ではない。クオリティがひどすぎる。いや、背丈格好クオリティどれをとっても私なのだが、それを認めたくはない。何よりノリノリでそのクオリティを披露している自分がホラーですらあった。アルコールで身を滅ぼすとはこういうことなのだろう。

 

爽やかな空気が一転、頭の中で魔のPPAPループが続く中、温泉に入り山を下る。仕事だからと早めに寝たぺこも含めて数人で中華料理を食べる。こいつは多分、仕事いかなかった。食後に近所のゲームセンターでメダルゲームに興じていたが永遠メダルが終わらないエンドレスエイトを経由して解散する。余興の打ち合わせが気になっていたのか彦摩呂から連絡が入る。「決まったこと教えてけろ?」参加できなかった人間からすれば、たしかに気になるところではある。しかし彦摩呂は「けろ」などと言うようになってしまったのでひょっとしたらカエルになってしまったのかもしれない。いくらなんでもそれは彦摩呂を意識しすぎだろう。

 

PERFECT HUMANだと、私がLINEで返答をしようとすると壺が真顔で「彦摩呂の練習しておいて」っていうものだから言われるがまま、その通り伝えてやる。真顔で何を言ってるのかと思ったのだが、これがなんとピコ太郎と同時期に決まった事実であった。欠席裁判もここまでくると清々しい。かわいそうな彦摩呂であるが、これについては私が決めたことではないし、何より、欠席もしてないのに(自分から)ピコ太郎をやることになった私に比べれば、出演時間も衣装も彦摩呂の方が恵まれているだろう。やっぱり可愛そうなのはピコ太郎ことキムラ大魔王である。

 

それでも、突然彦摩呂を宛てがわれた彦摩呂は(ややこしい)、(LINE上で)わめき出す。重要な役どころすぎる、荷が重い、様々な言い訳が通過していったが、最終的には観念したのか「サンシャインがサンシャインするなら彦摩呂やってもいい」という最大限の譲歩を提案してきた。悪魔的発想。

 

かくしてメンバーが固唾を飲んで(LINEを)見守る中、サンシャインは全く相手にせずローソンのたぬきがペコリってやってるスタンプを返すだけにとどまった。2017年最大のため息が吐かれた瞬間である。その後、畳み掛けるように「お も て な し」「かわいがり」等、みんなで昔の流行語をやる案が提案される。

 

「盛り込みすぎるとキムラの結婚式みたいに失敗するぞ。結婚も。」(もなか)

「結婚式の余興と結婚期間は反比例するんだよ。」(彦摩呂

 

こいつらは離婚したての私の傷口に塩を塗るスタイルで場を盛り上げたが最終的には以下のような発言によって水疱に帰すことになる。

 

「余興時間5分だって」(ガンダム

 

巻き添えを増やしたいすべての被害者たちの目論見が消え、サンシャインの勝利が確定した。

次回から地獄を形にしていく作業が始まる。

 

 押さなくてもまだ続くと思うけど

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