女医とドラッグの話(決してロックンロールではない)

 

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ここ半年ですっかり薬漬けになってしまった。
皮膚科に通い軟膏と内服薬をもらい、眼科に通い軟膏点眼薬をもらい、結構な頻度で体調を崩しては内科で内服薬をもらう。
毎日の食事の品目よりも薬の数の方がおおいような気もする。

 

そんな病院と薬の話だが、私は全くの素人だし病名すらも忘れるような人間なので本当に困っているのにこのページに辿り着いてしまった人には何の役にも立たないということを始めに伝えておく。

 

なかでも眼科については女医から、「一生私(の処方した目薬)なしで生きられない(体にしてやったわ)」と宣告された。女医という単語の持つ男子中学生のイメージを体現している。
そもそも通っている眼科は複数の眼科医からなるクリニックで日替わり、せわしないときには午前と午後で医師が代わる。
女医曰く、「眼科は診る人間によって意見がかわるから決まった人間に見続けてもらった方がいい」らしい。そういわれればこの女医にたどり着くまで数件の病院と眼科医を転々としてもなかなかよくならなかったので、そういうものなのかもしれない。

 

かれこれ半年くらい通い続けているのだけれど、瞼の裏にモーグルのこぶみたいなのができてて眼球を傷付けて痒かったりする病気が私の眼病である。アレルギー性結膜炎の重症版で春季カタルとかいう名前だった。高校生の頃にもなったことがあり、今回改めて調べてみたら、青少年に多く、思春期が過ぎたら自然に治るはずらしい。どうも、未だに青春真っ盛り、33のキムラです。

 

女医は隔週で私のことを呼びつける。薬の効き目などをなるべく短いスパンで観察したいらしい。半年に渡り様々な薬を試している。一貫して毎日4回つける点眼薬、気がつけば役目がなくなった点眼薬、驚くほど高いけどごめんねと言われて処方された高級点眼薬、寝る前に眼に塗る軟膏。これらを通院のたびにドバっと処方してくれる。残量を伝える際に、減りが遅いと怒られるんじゃないかと過少申告をする私も悪いけれど、途中でなくなったら困るものねという親切心で処方箋を書く女医にも原因がある。隔週で女医に会って診察をしてもらい、高い薬を買って帰る。断れないキャバクラの営業みたいな感じである。

 

高級点眼薬なんて3000円する。2ヶ月くらい通院を続けて満を持して処方された。処方される数回前から「目が飛び出るほど高い」と言われていた。聞いたら教えてくれたかもしれないが、なんかバカにされそうで聞けなかった。だいたいが眼科医が目が飛び出るっていう比喩を使うなよ。数回に渡る壮大な振りから2万円くらいと思った私はその月の残りの飲み会をすべて断る覚悟をしていたので、3000円で安心した。ただ、それが毎回になると、ボディブローのようにジワジワと効いてくる。

 

とはいえ命には代えられない、回復に向かっているっぽいので言われたとおりに言われたものを使うのだが、軟膏ってなんだよ。眼科で軟膏を処方される恐怖についてわかってくれる人はいるだろうか。眼球に、液体ではない、異物を、取り入れる。粘膜に、ダイレクトに、異物である。口であれば、そもそも異物を取り入れる通り道だもの違和感はない。おしりの穴は、まあ、人によってはよく異物が入るだろう。しかし眼球である。恐ろしくて仕方ない。

 

塗り方としては、下まぶたの内側に適量注入する。目を閉じてしばらく待つ。以上である。この状態だと目を空けても水の中にいるような、すべてがぼんやりとした視界になる。これで何がよくなるのかわからないが、生活には支障しかない。それも数分間で治るが、その瞬間は鏡がよく見えなくて目の前の男がイケメンに見えたりするので、いい夢が見れる気がする。

 

現実は見えていない。

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