山も谷もない30後半Webディレクターの手日記

気が付いたら40の背中が見えるようになってきた、バツイチwebディレクターの仕事にほとんど関係ない、日常のことを綴ったり綴らなかったりするブログ

35歳胃カメラ童貞の胃カメラデビュー

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黒い鼻水

いよいよもって胃カメラを体内に取り入れた時の話ができる。胃カメラあるあるを言いたくて言いたくて仕方なかったのに歌を歌っていたわけではないのだが、ブログを書かなきゃ書かなきゃと思っていてなかなか書けなかった。前回の更新間隔が異常だったのである。毎日書くものではない。それはもうブログじゃなくて義務になる。

 

胃カメラ当日、前日のけがの功名で一切食料を食べる気力のなかった私の体内に食料は皆無であった。寝すぎたこともあり、なんとなく早起きして手持無沙汰の年末年始休暇2日目、自慰で幕を開ける。今日の検査は胃カメラと血液検査、それとピロリ菌を探す呼気検査だけである。と思っていた。

 

病院に着くなり、尿検査もすることになったからと死刑宣告。そんな約束してないじゃないか。数十分前にたんぱく質を放出し、尿も出し切ったばかりの私に尿を求めるなんて。本当、ちょっとでいいからという言葉に言い訳は受け入れられそうにもなく、ましてやいいわけってどんなこと言えばいいのかもわからないし、紙コップをみてこみあげてくる微量の尿意を絞り出してコップに詰めた。一応怒られなかったので、量もなんとか足りたようだ。検査結果は怖いが。

 

続いていよいよ胃カメラの準備となる。胃カメラの準備にあたって、いくつかの薬を飲んだりシュされたりした。麻酔のようなもの、管が入りやすくするもの種類も数もよく覚えていないがそんなものだろう。そのあたりから意識がもうろうとしてくる。のどの神経が仕事しなくなるので、鼻をかんだり唾を飲み込んだりすることがNGといわれた。大量のティッシュが待ち構えているよこに枕を置いて左半身を下になるように横になった。

 

とりあえずは血液検査から開始する。血液検査なら慣れたものである。チクっとするくらいで血が取れられるくらいなんてことはない。私の血で世界が救われるなら喜んで差し出すのだが、今回はそういう用途ではない。尿酸値を暴くだけでしかない。

 

そしていよいよ胃カメラ。私が行ったところでは鼻から管を挿入するタイプの店だった。従来の喉から挿入する胃カメラに比べてサイズが小さかったりえずきが小さかったり入れられてる最中にも医師としゃべれるといったメリットがある。とはいえ体内にそんな異物を挿入するのだからえずきがなくなるわけはないし、涙は止まらない。リアルタイムで写真をみたりする余裕も、会話する余裕も、目を開けて受け入れる強さも持ち合わせていない私は、早く終わってくれという、時間をすすめる能力の発動しかできなかった。そして全然すすまなかった。

 

こんな泣いたの久しぶりだって思いながら体感時間1時間にも感じられたが、一番きつかったのは入れるときと抜くときだった。こんなきついの!?っておもったらようやく抜けた。胃カメラと同時に魂も抜かれたのか、ストレッチャーのまま移動させられ、流れ作業のように胃カメラやられた同胞たちと並んでしばらく寝ろと言われる。

 

寝ろといわれると寝にくくなる性質なので、よだれと鼻水を垂れ流したまま、たまに涙も流して待機していた。胃カメラを通すときに通りをよくするために同時に空気を入れてるようでお腹もパンパンになっていた。もううんこしたいって気持ちが麻酔での朦朧さをを上回って、頭もばっちり覚醒してるし寝てられない。

 

予定の睡眠タイムを短縮してピロリ菌の検査。空っぽのウィダーインゼリーを膨らますようなやつで検査した。こんなんで何がわかんだよと思いつつ我慢してるうんこが口から出る前に終わらせる。そのままトイレに駆け込みうんこをするが何も出ない。前日何も食べてないんだもの。変な液体が少し出て終わった。胃カメラで指輪を体内にお届けされるといったサプライズもなかった。

 

うんこの後は比較的すぐに検査結果を伝えられた。ピロリ菌は体内にいなかった。というかやっぱり復活してなかった。だから言ったじゃんという気持ちと言ってないという事実で恥ずかしい。続いて胃カメラで撮った映像を見せられる。ちょっと荒れてるけど治りつつあるみたいな評価だった。不良の方がモテる中学生みたいなもんだろう。よかったよかった。

 

血液検査での尿酸とオナニー直後の尿検査の結果は年をまたぐことになった。

 

この報告自体いったい何度夜を越えたのか。

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