事件は会議室で起きてるんじゃない、肛門で起きてんだ
1年以上放置していた肛門の不具合をいい加減どうにかしようと思って肛門科の門戸を叩いた。私も1984年に製造されて40年近く経っていることになるので、いろいろなところにガタがきている。いつ粗大ゴミとして処分されるかわかったものではないが、一応まだ動く。キムラ、動きます。
ちなみに肛門の話が続くのでカレーなんかを食べている方は注意してほしい。
私の肛門に異変に気付いたのは去年の夏。シャワー中に手で肛門周りを触った時に石鹸の影響でぬるっと予想より奥に入ってしまった時になにかいたのである。マッチ棒くらい球体がくっついてた。痛みは全然ないので、人間の体でも自分のしらないとこもまだあったんだなあと思ったりした。肛門なんてたいして意識してなかったから、こういうちょっとかわいらしいアクセサリーみたいなもんがついてんだって思ってた。
そんなこんなで過ごしてたんだけど、今年の春に血が出てた。大便と一緒にめっちゃ血が出てた。うんこが真っ赤な血の海に浮かんでた。こりゃあ大変だと思って半年近くたってた。調べてみたら大病の可能性とかいろいろ書かれててすごく怖かったけど、血が続かなかったので完全に舐めてた。同じような症状の人がいたらとにもかくにも病院に駆け込んでほしい。
大量出血は一度、トイレットペーパーで拭く時に少し血が付くときもあった程度の私の肛門。広げるとマッチ棒が標準装備されている程度。マッチ棒なんで、まあこれがいぼ痔ってやつかと思っていた。日本人の1/3は痔持ちらしい、私はいぼのタイプ。1/3っていうのは離婚する夫婦みたい、私は離婚したタイプ。1/3ですべてを分けるなら私は常に少数派にいる。
思った以上に痔ってメジャーな病気なんである。知人や親戚と痔トークも軽快に繰り広げてた。繰り広げてたけど、痔の行きつく先は手術とみんなが口々に言っていてすごい恐ろしくなった。恐ろしくなった結果、痛みがないのも手伝ってますます病院が遠のいた。しかし健康診断の結果が散々だったこともあり、最近病院通い、ドラッグ漬けな生活が続いていることもあり意を決して肛門科を探した。
肛門科って今まで全く意識したことなかったけど、調べると割とある。あなたの街にも3つ4つある。以前親戚に聞いたジオン注射というものも取り扱いしているという駅近くの病院に行くことにした。
そういえば過去に書いたなって斜め読みしたら今回の話とほぼかわらない内容だったので、肛門科体験記は後編に続く。
物忘れの方が深刻