山も谷もない30後半Webディレクターの手日記

気が付いたら40の背中が見えるようになってきた、バツイチwebディレクターの仕事にほとんど関係ない、日常のことを綴ったり綴らなかったりするブログ

日本人の1/3は痔を宿してるんだ、恥ずかしいことじゃない

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お尻が好物なのかしら



肛門科にかかった話を引っ張るものではないのに、1週間放置してしまった。肛門の異常を1年以上放置していたのだからかわいいものかもしれない。とにかく肛門科を調べて行ってきた。

 

ホームページによると予約などはなく、ふらふらっと立ち寄るタイプの病院だって話。場所が場所だからか、症状が症状だからか、女医がいる時間をアピールするような時間割だった。何曜日午前は女医がいますよって。自分が診てもらうのが女医だとなんか緊張するなと思ったんだけれど、スケジュールの都合でそこしか行けなかった。決して診てもらいたくて行ったわけではない。それ以外にも他の病院にはない配慮で待合室が男女分かれていることが紹介されていた。

 

念のため仕事を休み、午前中に肛門科の門を叩いた。雑居ビルの2階とのことで、エレベーターか外階段でいくようだった。たかが2階、ここ半月ジムサボり気味ではあるがたいしたことないだろうと颯爽と駆け上がると、女性専用入り口とあった。ぬわ!そんなはずでは。エレベーターとはつながっておらず、慌てて駆け下りて看板を確認すると女性専用入り口この階段からと案内があったことに気づく。待合室が男女別ということは予習したのに、そんなトラップがあったなんて。

 

改めてエレベーターを上がり正門から突入する。初診なので保険証を提出し問診票を記入する。男女別の待合室ってどんなもんかと思ったが、縦に長椅子が並んでいて、真ん中に胸の高さくらいのパーテーションがあるだけだった。同じ方向を向いて座り、振返らない限り顔を見ることはないが、診察室への通路は一つしかなく、受付からはどちらも見渡せるので中途半端な配慮の気がした。

 

問診票を記入する為男性待合室の長椅子の端に座る。お尻が痛い人におなじみ、ドーナツ型のクッションがところどころに置かれている。ソーシャルディスタンスを意識してるのか長椅子の上にスペースを空けて2つずつ。時世なのか、コスト削減なのか、この配慮も中途半端な気がした。

 

問診票を提出すると番号の書かれたクリアファイルを渡され、診察は番号で呼び出すと言われた。これもきっと配慮なんだろうけど、配慮が行き過ぎると囚人みたいな感じになるんだなと思った。

 

番号が呼ばれ診察室1に入る。診察室1ということは2,3と診察室があるのだろう。その予想はあたり、私は男性医師と向き合った。どうやら院長らしい、女医ではなくよかった。

 

一通り症状を話す。いぼみたいなのが突然できて放置してたこと、一度鮮血でトイレを染めたこと、痛くはないこと。痛くはないのである。痛くないって言ったら、なんで来たの?なんか困ってんの?みたいなテンションで来られて一番困った。ちょっと違和感があるだけですが・・・、と伝えとりあえず患部(肛門)を診てもらうことに。看護師の指示のもと、お尻側のズボンとパンツを下ろし横向きに寝転がり膝を抱え体育座りのような体勢で肛門を突き出す。

 

アー、ナルほど

 

多分シャレとかではなくまじめにそう言いながら私の肛門を広げたりして観察する院長。ちょっといじくるよといって指を入れたりなにやらされて、普通に少し痛かった。長男だから我慢できたけど、患部がどうこうっていうより生まれて初めての経験を肛門がしてしまい、いろいろ驚いてた。2,3分いじって最後にクリームみたいなものを塗っておしまい。起き上がって結果を聞く。

 

私のいぼ痔はいぼ痔にあらず。切れ痔を繰り返して盛り上がっちゃったタイプのやつだった。そしてまあ、あんまり害はない。すごく気になるようだったら切っちゃってもいいってそんなレベルらしい。日にうんこは何度くらいと聞かれ、3,4回はするかなって応えると今日一番の驚き。慢性的な下痢でお腹が弱いのが私のチャームポイントなのだが、珍しいようだ。考えればうんこの度に肛門に負担がかかっていることになるらしいので下痢を抑える薬と腸内環境改善の飲み薬を処方された。

 

それ以外にも浣腸タイプの薬も処方してもらった。俗にいうボラギノールみたいなやつ。これは塗布するのがすごい難しくて、本当に患部に達してるのかよくわかんない。自分の姿が非常に間抜け。という問題点はあるものの、とりあえず様子見で再度院長のもとに肛門を見せにいくだけで、即手術とかにはならなかった。

 

これにて私の肛門科デビューからのボラギノールバージン喪失までの顛末は終了である。私の書き方のせいで痔って病気が、肛門科という病院のイメージが崩れてしまったら申し訳ない。誰だってかかる可能性のある病気だし病院だし、何も恥ずかしがることはない。お尻大切に。

 

恥ずかしいのは私の頭の中

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