山も谷もない30後半Webディレクターの手日記

気が付いたら40の背中が見えるようになってきた、バツイチwebディレクターの仕事にほとんど関係ない、日常のことを綴ったり綴らなかったりするブログ

初めてのカプセルホテルで経験値を荒稼ぎ

先日また、大人の階段を一歩登ってしまった。


サラリーマンの安息の地、企業戦士(サイヤ人)のメディカルマシーン、そうカプセルホテルである。

f:id:kimura_evkitty:20171011182425p:plain

 

 

終電が早く、乗り過ごすことしばしばな私が、飲み会帰り電車を見送った後にする選択肢といえば、「同僚に朝まで付き合わせる」「個室ビデオ」「ネットカフェ」「泊めてくれる家さがし」なものであった。
会社の近くに住んでいた頃はさらに「タクシー」という素敵な選択肢があったのだが、今タクシーに乗ると4万とかするし、夜が明ける。睡眠時間と現金が飛んでなくなる。

 

朝まで飲み明かしたりカラオケ行ったりする場合、翌日が仕事だろうと休日だろうと丸一日棒に振ることになる。その上使ったお金はよくわからないことになるし、最悪財布自体なくす。そもそも朝まで覚悟で飲み始めて一人また一人と脱落していくと以下の選択肢からまた選ばなければいけない。

 

個室ビデオはこのブログで何度となく触れてきたが、睡眠を取る場所としての機能ははっきり言って皆無である。あそこはエンターテイメントを楽しむ場所と思っている。寝かせてなんてくれない(個人の感想です)。

 

kimura-evkitty.hatenablog.com


ネットカフェは寝やすいブースをGETできれば非常に快適だとは思う。ただリクライニングがあわなかったり、隣のブースのいびきが公害レベルだったり、アラームが延々続く地獄の場合もあるのでネットカフェは宝くじと心得よ。

 

さらに、私に泊めてくれる家なんてあるわけがない。仮にあったとして、終電逃した時間に連絡してきて泊めてくれって、もはやテロである。かわいそうな振りした、テロである。そうやって寝床も友人もなくしていくわけである。

 

そんな中、突如として現れたカプセルホテル。これまでどうしても、紳士の嗜みやちょいワルオヤジ的なイメージと抵抗があって二の足を踏んでいた。だが飲む相手も散り散り、さらに寄る年波に勝てず明日の仕事が不安になり、噂にだけ聞いていた近所のカプセルホテルに足を運んだ。

 

時間は2時を回っていたところ、週末ではなかったのでそこまで混雑していたわけではなかった。受付を済ませるとロッカーの鍵とカプセル番号札をもらった。ロッカーの中に館内着がはいっており、これに着替えて眠るらしい。
せっかくなのでと大浴場を満喫し自分のカプセルに向かう。

 

平日ということでさほど混雑していなかったはずなのに、使用中カプセルは一部に集中していた。2階建ての作りになっているが、私は下段だった。登るのが面倒なのと、上の動きで音が出る可能性があるというメリットデメリットが双方にあるが、これは好みの問題なんだろう。二段ベッドで小学生時代生きていた私は、上段だと下からの蹴りを受ける可能性を考慮して下段一択である。

 

個室はそれまで想像していたカプセルよりは快適で、電源、ライト、テレビがあった。そしてテレビではアダルトチャンネルも写った。

 

とびきり古いAVが流れていた。これで何かする人がいたら嫌だなと思った。隣人が何か悪さを起こさないことを願いつつ寝に入る。

 

普段7時前には起床する私にとって9時おきは非常に魅力的だった。変な隣人はおらず、ちょっといびきが気になるくらいで実によく熟睡できた。さらに大浴場、サウナと満喫する時間が残っている。朝9時に入るサウナは格別だった。サウナと水風呂の往復も2回やった。いい一日の始まりだ、平和である。

 

サウナのテレビでは泰葉とイラン人男性の婚約会見の模様がやっていた。日本は平和である。

 

www.oricon.co.jp

ブログランキング・にほんブログ村へ

墓参りの時でも迷惑をかける孫

先月の秋分の日前後、世間的にもお彼岸ということで法事以外では初めて墓参りに行ってきた。田舎の山間にひっそりとある小さな墓地である。

 

f:id:kimura_evkitty:20171010171401p:plain

小さい頃、祖父母が健在だった時、顔も知らぬ先祖や親戚たちの墓参りをした記憶はほぼなく、現在も墓参りは祖父母の墓参りという意味合いで行っている。
墓には他にも仲間がいっぱいいるのにである。
これは子供の頃、祖父母の家にあそびに行くことを「おばあちゃん家にいく」と言っていたことに近い。
お小遣いをくれるのはだいたい祖母だったからそう呼んでいたのだと思う。
この時の祖父の気持ちを考えると申し訳無さでドルマークになった目から涙が止まらない。

 

ただ、祖父母の家には仏壇があった。
仏壇はお墓ではないが、先祖を祀るものでお経を唱えている祖父の真似事をよくしたものである。


今回久しぶりの墓参りで、自分の参拝スタンスに気付かされたので記す。

 

私は仏壇にしろ、墓参りにしろ、お参りという動作を行っている最中、口にこそ出さないがこんなことを考えていた。

 

「(サッカーで)点が取れますように」
「成績があがりますように」
「健康でありますように」
「出世しますように」

 

子供の頃から大人に至るまで、もれなく、こんな願い事をしてた。

 

熱心にお参りするねえと親戚のおばあさんなんかに言われたこともあった気がする。お参りというよりは、お願い、神頼みである。
先祖が神になった瞬間である。

 

久しぶりに顔を見せに孫がやってきたと思えば、健康を欲す。生前、お小遣い欲しさにやってきた孫と対してかわらないとも言える。
健康を望んだって、いつ病気になるや、事故にあうやわからないこの世の中、先祖がどんなことをしてくれるのか甚だ疑問ではあるが、想像するに体の内側でウィルスと戦ったり、外側で身に振る火の粉払ったりするんだろう。私はスタンド使いか。

 

先祖のことを神だの、スタンドだのと、随分罰当たりなことを言っている気もするが、昨今のソーシャルゲームの「神属性」「神タイプ」のような「神大安売り」も手伝って受け入れられると思う。
「おじいちゃん」がモンスターストライクに出てくるのも時間の問題かもしれない。

 

一番罰当たりである。

ブログランキング・にほんブログ村へ

ズボンをパンツと呼ぶようになったのはいつからだろう

ベルトをし忘れてしまった。いい大人がパンツにベルトを通さずに出勤しているのである。鳥肌モノである。

 

ふとした瞬間にパンツが落ちてきてしまったら、パンツ丸出し、セクシーコマンドー外伝状態になる。鳥肌モノである。

 

 

4年前くらいに買った太めのパンツが一切ずり落ちてこない。鳥肌ものである。肉付きは豚に近づくとしても。

 

f:id:kimura_evkitty:20170911201209p:plain

 

ところで、この場合のパンツはチノパンのことであり、私はボクサータイプにしろトランクスタイプにしろ下半身の肌着を重ね着するタイプではないので、そういうタイプに抵抗のある女子は安心してほしい。

 

小学生の頃のいたずらにスカートめくりとズボン下ろしがあった(当時はみんなズボンと呼んでいたはず)(余談だが、変換ミスでズボン卸とでてきた)(市場かよ)。いたずらをする側の人間は女子にも男子にもいたずらをするし、いたずらをされる側の男子は決して女子にスカートめくりなどしなかった。私は後者であり、理由は帰りの会とかで怒られるからである。

 

そんなトラウマがあるからか、非常に落ち着かないのだが、ベルトをしていてもある程度の感覚で落ち着かなくなることが、私にはある。チャックが開いているのではないか、と心配になるのだ。

 

実際にチャックが開いているのは10回に1回くらいなものなので、そんな心配はほとんど杞憂なのに、人とすれ違う度、「今股間の当たりを見られたような」や「立派なものが生えてると思われてるのでは」と心配になっている。

 

こうなると、意図して何かアピールをしておいたほうがいいのかもしれない。チャックを下げて中からちょっとした垂れ幕を掲げ「たいしたものではありません」とか書いていおいたほうがいいかもしれない。

 

人に見られてる気がしても、そりゃ股間から垂れ幕垂らしてんだから見るよなって勝手に納得できるだろう。赤ちょうちんののれんじゃあるまいし、どれどれってチャックの中に入ってくるようなサラリーマンだっていないはずである。

 

最終的には子供連れの親子が
「ママ、あの人チャックから何出してるの?」
「シッ、見ちゃダメ」

 

って結果的に全体を見られなくなるというか、人としての尊厳もなくなる未来しか見えなくて鳥肌モノである。

ブログランキング・にほんブログ村へ

スポーツジム素人のススメ 格闘技編

f:id:kimura_evkitty:20170906184754p:plain

今回もスポーツジムについて報告するので、家に引きこもりがちで体型が気になりだしたサラリーマンには参考にしてもらって、私のように場違い感を出しつつトレーニングに勤しんでもらいたい。

 

スポーツジムには言わずもがな、インストラクターがいる。そして数々の筋トレマシン、ベンチプレスみたいなフリーウェイトスペース、ランニングマシンやエアロバイクのような有酸素運動マシンが置いてある。

 

マシンの使い方はある程度想像がつく。わからなければインストラクターがウロウロしているので質問することができるが、我々のようなジム素人にとってインストラクターはドラクエでいうところのモンスターである。エンカウントした日には、あの手この手で筋トレさせてくる。そのくせ経験値はあんまりくれない。何度も何度も倒した暁にようやく大量の経験値(と筋肉)を手に入れることができる(という伝説がある)(国王の話では)。

 

自分のペース、使い方でマシンをこなしていると、筋肉にとって本当に最適な運動ができているのか不安になることがある。
そんな時に私がおすすめするのは、スタジオプログラムである。

 

ジムによって呼び方などは様々だと思うが、マシンスペースとは別にいくつか小さめの体育館のような部屋がある。そこでは学校の時間割のようにカリキュラムが組まれていて、好きなプログラムに参加することができる。

主なところを紹介すると

 

・ヨガ

片岡鶴太郎でおなじみ、インドを発祥とする体操。極めると手足が伸びたり、空を浮いたり、火を吹いたり、テレポートできるようになる。ダルシムなら。

 

・エアロビクス

レオタードでおなじみ、音楽にあわせてワンツーワンツーやる運動。子供の頃ドラゴンボール亀仙人がTVで見てた。

 

太極拳

亀仙人でおなじみ、中国の公園で老人が集まってやる拳法。その参加者の多さから北斗神拳(一子相伝)とは真逆、いわゆる対局拳とも呼ばれている。

 

・ラテンダンス

陽気でおなじみ、ラテンのダンスである。国、地域はわからないけど、陽気そうなので、天気がいいところ。


これらは全部、恥ずかしいので全くおすすめしない。
あなたが運動会でフラダンスを全力で踊れたり、キャンプファイアで女子と躊躇なく手を握りフォークダンスできるタイプの猛者なら、あるいは参加できるかもしれない。
私のような、未だに思春期やらをこじらせれてるような人間にはハードルが高い。

そんな私のおすすめは

 

・ファイトアタック的な名前(ジムによって差異あり)

 

音楽に合わせてシャドーボクシングで体を鍛えるプログラムである。

強くなりたいんだと拳を握りしめた中学生の頃の思い出が蘇る。残念ながら早々に拳からチ○コに握り変えてしまったのが人生のターニングポイント。
物騒な世の中、少しでも生存確率を上げるにも、純粋にダイエットでも、これは最適である。リズム感がなくダンスなど全くできない人間にも格闘技ならいける。

スタジオプログラムはマシン担当よりもやや上級(に見える)インストラクターが前、生徒たちはそこを見ながら見よう見まねでシュッシュッとやるものである。小学生のころのラジオ体操をイメージしてもらえばいい。

パンチにキックに様々な技を教えてくれるのだが、インストラクターが

 

「鼻を潰して」
「右に振って、回し蹴りでとどめ」
「ボディで下を向かせて、アッパー」
「髪の毛引っ張って膝蹴り」

 

シャドーなんだけど実際に相手がいるような、血飛沫が見えるような煽りをドンドンしてくる。相手を想定したほうがエクササイズ的には間違いなくいいのだろうけど、小学生の頃たまたまサッカーボールを当てしまい怒り狂ったやんちゃな後輩にボコボコにされた程度にの殴打経験しかない私は、意識すればするほど縮こまってしまう。

 

相手を意識せず、TVで見たボクサーを真似るイメージでシュッシュッとシャドーをやるとちょっとは様になっている気がする。いい汗かいてる。

 

ちなみにスタジオはほぼ全面鏡張りになっていて、自分の動きなどを確認できるようになっている。

 

ちなみに私の正面の鏡の中にいるやつは、どう見ても素人。ひょろすぎて私が戦っても勝てる気がする。

ブログランキング・にほんブログ村へ

5500円の小便

f:id:kimura_evkitty:20170904174339p:plain

 

居住地域と金額とプランと何よりモチベーションがうまいこと噛み合わさった時に、スポーツジムに、私は通う。

これまで引っ越しの影響もあったが、ダイエットを決意し、何店舗かのスポーツジムに登録し、月謝を納め、そして通わなくなってきた。

最近は会社が法人会員になっているジムが近所にあるためそこにお世話になっている。月額料金はかからず一回利用するごとに数百円の小銭を払うというとても経済的なヘルスケアである。法人会員バンザイ。

平日は家と会社の往復。おもしろ出来事も起きない、ラノベの本編開始前の主人公みたいな生活を送っている私なので、ジムで面白な出来事があった際にはここでお伝えしていきたい。

これは数年前通っていたジムでの出来事である。

そのジムは若者割引という貧乏学生ホイホイなプランがあって、30歳までの月額料金が5500円だった。私は31歳になるまでは通い倒してやると意気込み、通って、そしてサボった。

そんな私の向上心のなさ、根気のなさ、ヘタレ具合は今回忘れてほしい。向上心があるやつはダイエットが必要になるくらい太ったりしない。ヘタレじゃないやつがフリーウェイトのコーナーでベンチプレスに潰されたりしない。

ジムにはスパ、温泉・サウナがある。これもジムの売りの一つで、これ目当てに月額料金を払ってもいいんじゃないかと思う。当時のジムは月額料金がそもそも安かったので、今となっては、そこまで充実したスパ施設ではなかったと思うのだが、月額入会初心者の私にしてみたら、少し広い風呂と複数の蛇口、サウナがあるだけで、銭湯じゃんとテンションが上がっていた。

入会して数ヶ月がたった頃、ジムに通うペースはどんどんと減ったが、施設の使い方にはある程度慣れていた。風呂でゆったりと波に揺れるワカメの真似をしていたら、おそらく学生だと思われる二人組が洗い場にやってきた。テンション上がっていたので、ジム初心者だろうと思って温かい目で見守っていた。

すると、片方の学生が、小便をしだした。もう一人の学生は

「うへ、きたねえ。ははは」と大爆笑である。

小便をしている学生は

「月額料金払ってるんだから、これくらいしねえと」などと意味不明なことを宣っている。

小便(する行為)に5500円の価値がついた瞬間である。学生にしてみたら5500円で「小便する」という行為がドン・キホーテや、ドラクエの道具屋で売っていたら、迷わずかって、洗い場で小便をするのである。逆にいえば、小便をさせてやれば5500円もらえるかもしれない。新たなビジネス誕生の瞬間であった。

ちなみに私の隣に、毎日風呂に入るためだけに月額料金を払っているんじゃないだろうかというご老体はなにやら険しい顔をして気張った後に、完全に緩んだ表情に変わった。


多分、こいつも小便した。


そして私はそのジムに通うのをやめた。

ブログランキング・にほんブログ村へ

財布をなくした時にやった方がよかったいくつかのこと

f:id:kimura_evkitty:20170823155104p:plain

21日も連続で雨が降り続き、夏とは思えない8月を過ごしていた皆さん、いかがお過ごしだろう。夏の開放感も皆無、ジメジメと憂鬱な気分で鏡の中の自分に向かって「お前はイケメンだ」と発言しては虚しい気持ちに堕ちているのでしょう。

天気みたいな、正直どうにもならないことで気分が左右される人間だもの、財布スられたら、そりゃ蝉の幼虫かってくらい地中深く落ち込んだ気持ちにもなる。

最近ようやくその傷が癒え、あとはけたたましく鳴き叫ぶだけと気持ちも切り替えられたので、反面教師になればと思いここに記す。

実家から都内に通勤するようになって半月、ぼちぼち2時間の通勤時間にもなれてきたころ、週末に飲み会の予定が入った。
しかもダブルヘッダー。どんだけ人気者なんだよ、再ブレイクした梅沢富美男かよ、と思いながら、律儀にはしご酒。

田舎暮らしの朝は早いし、終電も早い。調子に乗ってうえーいって酒飲んでるとアラブの石油王から3軒目の誘いが。もはや電車なんてどうでもいい、帰らなくてもいい、酒に溺れたい気分、飲んで飲んで飲まれて飲んでな河島英五気分。

日付変わってからタクシーで合流して、朝までバカのバカによるバカのための宴が続いた。この辺から記憶は曖昧である。

始発かどうかわからないが朝の電車で田舎へ・・・。

ここで記憶が完全に途切れる。


記憶は電車の座席で寝ているところをおっさんに起こされた場面で蘇る。丁寧に起こしてくれる人もいるものだが、当時の私はその緊急事態に慌てて下車する。降りる必要のない駅だったけど。

なんでここで起こされ、降りたかわからないけど、何往復もしてしまっていたんだろう。何度も経験がある。振り子のように目的地に徐々に徐々に近づいていくものである。落ち着いて反対方面に乗り換える。

冷静である。いつもなら反対方向に乗り換えたらすぐにまた寝落ちしてしまうところ、なぜか頭が冴えている。冴えてる頭で鞄の中を見渡したら財布がなかった。

・・・。

・・・・・・。


・・・・・・・・・。


財 布 が な い。


頭が真っ白になるとはこのことだと思う。船場吉兆のささやき女将が隣にいなくたってわかる。今自分自身が真っ白だ。

必死に記憶の糸を辿る。最後にお金を使ったのはタクシー。飲み会はアラブの石油王の家なのでまるごと世話になったし、〆のラーメンに行った覚えも胃袋もなかった。

体から変な汗が湧き上がる。

地元に着いてそもそもどこから電車乗ったか確認するためsuicaの履歴を印字する。suicaだけはスマホケースに入れていて無事だったのだ。スマホを持っていてよかったと思った瞬間である。履歴によると、解散した地点の最寄り駅でチャージしていた。ここまでは確かに財布があった、繁華街のど真ん中で無くしたという最悪の事態は免れた。きっと駅の落とし物センターにある、そう思って実家に帰宅した。

泥のように眠る。

泥のように眠った結果、何事もなかったように週末を過ごした。何も考えないように過ごした。これは本来もっともやってはいけない行為なので決して真似しないでほしい。

実家の一切お金を使わない安心感が人間を現実逃避に走らせたのだ。一瞬「そういえば財布なくした」という事実が頭をよぎるが、そんな時はスマホでいやらしい動画を探すことで集中力を高めて乗り切った。

ここで、本来財布をなくした人がやらなければいけないことを伝えておく
・カード会社、銀行に連絡してSTOPさせる
・警察に行って被害届(遺失届?)を出す
・泣く
SNSやブログで不幸自慢する←イマココ(だけ)

私の場合、まだ住所を移動していなかったのでいろいろものすごいややこしいので、そういったもろもろの手続きをしたくなかったのかもしれない。
それにしても本人を証明するものが一つもない状況って、国から認められてない感がすごい。無戸籍700人てニュースになってたけど、どうやって生活すんだろう。


週明けて月曜日会社に行くも、さすがにまずいと思って鉄道会社の忘れ物センターに電話する。全然つながらないから不安になる。付き合いたてのカップルか。

ようやっと繋がった忘れ物係に私はすべてを語った。
・電車に乗ってて財布をなくしたこと
・中には現金、クレカ、免許証、ポイントカード、ガリガリ君の当たり棒、日高屋の割引券、いつかの給与明細が入っていること
・困っていること
・初体験ではないこと
大変ですね、と事務的な返事をくれたあとに、全国に散らばる忘れ物センターと連携するから折り返すと言う。

なぜか、絶対あると確信している私は余裕でソリティアに興じて連絡を待つ。10分後に連絡があった。申し訳なさそうな声で忘れ物係が告げる。別れ際のカップルか。

あったにはあったんですが・・・、
(あったならよかったよ!何が残念なんだ)

現金は抜かれ・・・
(それはそうだ!過去3回中2回は抜かれたもの、気にしない)

財布本体もなく・・・
(???財布がない???)

中のカード類だけゴミ箱に捨てられてました
(え!でも、運がいい方か)

100キロ近く離れた駅の
(ど、ひゃー)

 

兎にも角にも無事な我が子達を引き取りに乗ったこともない電車にのって降りたこともない駅に引き取りに行った。

駅に向かう電車の中で、あの時起こしてくれたおっさんについて考え、そして気づいてしまった。

あれスリだ。

f:id:kimura_evkitty:20170823155236p:plain

とんでもないもの(現金とボロボロの財布と、日高屋の割引券とガリガリ君の当たり棒)を盗んだ、あいつはスリだ。

給与明細はなぜか丁寧にたたまれてカード類と一緒に捨てられてた。

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

TENGAで経験値を上げた勇者

夏真っ盛りというのに天気はすぐれず、思えば梅雨の頃のほうが夏感あったんじゃないだろうかと思う。季節外れの曇天続きで体調も優れず、ブログのサボり癖が発症してる矢先いかがお過ごしだろうか。ドラクエスプラトゥーンにと忙しいのだろうか。私は一切触れていないが、イカやドラゴンを食べることで楽しんでいる。

久しぶりにブログを書いてみようとはてなブログの管理画面を覗いてみれば、このブログに「個室ビデオ VR」とかでたどり着いている方がいることに気づく。おそらくこの記事だろう。あれからさらに時間を経て私はTENGAデビューまで果たしたので、その報告をしようと思う。

 

f:id:kimura_evkitty:20170815165040j:plain



すでにVR童貞を卒業しているLv.2のキムラは、どうしても個室ビデオに行きたいんだけど、そこまで時間がない状況に陥り、「60分+VR+グッズ」コースをチョイスした。時短とTENGA同時に楽しめるなんて、そうそうないので、非常に経済的である。

takarajima24.com



突如TENGAることにしたので正直予備知識は一切なかった上に、TENGAには説明書、解説書、オンラインマニュアルなどは一切ついていない。60分しかないのにどうしたものかと、PCとVRのヘッドディスプレイを接続しながら悩んでいた。私が選んだオナホはこのサイトで解説されてるまさにこのタイプで、世の中に一番TENGAとして認識されているスタンダードなものである。

mens-town.com



こんな素晴らしい解説サイト、探せばすぐ出て来るのに、気づかなんだ。目の前のパソコンはインターネットではなく、ただVRのAVを再生するだけの箱だったし、ポケットの中のスマホは個室ビデオを探すための地図でしかなかった。頭の中はそれだけだった。

とはいえシンプルな作り故、切り取り線から挿入側のパッケージを切り取り、蓋をまわしてすんなり御開帳となった。開かれたその入口を見て一瞬思考停止する。穴が、小さいのである。人差し指一本でキツくなってしまいそうなサイズ、直径1cmあるかないかである。しかも見た目プラスチックで、ミニ四駆のギアのパーツみたいな見た目をしている。
おいおい、いくら私の股間が銭湯で小学生と比較して笑われるようなサイズだからといって、これはバカにしすぎではないか。そもそも受付でサイズなんか何も聞かれなかったし、TENGAは「SMALL」とも「小」ともアピールしていない。すべての性に貪欲な男性がこれを使うはずなのである。いわゆるフリーサイズなはずなんだ。もしかしたら自分はこれに男性器を入れて楽しむものだと思っていたけど、実は人差し指をいれて楽しむものなのかもしれない。絶頂を迎えると指先から魔貫光殺砲でもでちゃうんじゃないかしら。
と考えて、恐る恐る人差し指を入れてみる。すると、ニュルッと私の人差し指は奥に吸い込まれていった。

なんだこれは。

ギアのパーツと思っていた入り口は、ハードなボディと思っていたその口は、伸縮自在でくるものすべてを包み込む暖かさがあった(実際の温度はひんやりするくらい冷たい)。
ただ、私の指のテクニックが凄まじいのか、なんかすごいネチョネチョしだした。口では感じてない(無言)ふりするくせにこっちは正直だな、と思いながら、ついに、ここに男性器を差し込んだら気持ちいいんじゃないだろうかという悪魔的閃きをしてしまった。

なんだこれは。

慌ててVRAVを再生しヘッドディスプレイを装着し私はこの世から解脱した。多分、人生で一番間抜けな姿で、この瞬間ドアが開けられたら自殺するなぁと思いながらTENGAをいじってた。

 

f:id:kimura_evkitty:20170815165253p:plain


気持ちよくて、このエクスカリバーは選ばれし者しか抜けん、とかって思ってたら早々に抜けた。いろいろな意味で。

 



肝心なところは私の拙い文章では伝わりきらないので割愛させていただいたが、ぜひお試しいただきたいと思う。

少なくとも私は伝説の武器(使い捨て)を手に入れた。

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ