老化に気づかされる将来の絶望

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老化がとまらない。生え際が後退しているという指摘に対して、私が前進しているのだとソフトバンク孫正義は語った。私も老化しているのではなく成長している、そう言えればいいのだが、20を超えた男の成長は確実に死へのステップでしかない。

 

白髪が生えてくる。生えてくるといっても見た目に白いほどではないのだが、たまに白髪がまじる。別に初めてというわけではないが、その頻度が多くなってきている。若かりし頃、後先考えずに茶髪、金髪に染めていたヤンチャ坊主だった。将来の限りある資源と遺伝について考えだし二十歳すぎてからは染毛していないが、時たま突然変異のように白い毛が混じることがあった。絶妙な光の加減でそう見えているだけのこともあった。年に数本、本物の白髪を発見しては抜いていた。

 

白髪を見つけた時の対処として抜くのは正解でないのかもしれないが、ついつい手が伸びてしまう。実際に毛髪を抜くのは髪の毛の長さによってもかわってくるが技術的にも精神的にも苦痛が伴う。長いと抜きやすいがその1本だけを見事につかむまでに相当な技術が必要となる。鏡の前で試行錯誤するのは根気がいるし、老眼にはこたえる。こんなところでも老いを感じるなんて。そして何より自ら毛を抜くという動作がもはや意味が分からない。将来の残り本数を気にしていた人間が何を考えて自分で好き好んで毛を抜くと思うだろうか。顔で笑って心で泣いて、そんな状態で僕は毛を抜いている。餓死寸前の森で目の前に突然現れた、弱ったウサギを手当てして逃がすような所業ではなかろうか。

 

白髪が生えるメカニズムなどは理解していないし、調べる必要すら感じていないのだが、生える頻度が短くなり、そのたびに断腸の思いで抜いていたら、きっとどんどん毛が抜けていく。追い打ちをかけるように白髪の原因がストレスなのだとしたら白髪が増えるストレスに加え、白髪のおかげで抜かれ減っていく髪の毛に対するストレスで白髪の進行はますます進む。白髪スパイラル、ハゲスパイラルとでも呼ぼうか。

 

私が一体全体過去にどんな過ちを犯したのだろう。とんでもない業を背負って、私は生きている。

 

実は肌も劣化が激しいのでそれは次回

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