山も谷もない30後半Webディレクターの手日記

気が付いたら40の背中が見えるようになってきた、バツイチwebディレクターの仕事にほとんど関係ない、日常のことを綴ったり綴らなかったりするブログ

呼吸を止めて1秒あなた真剣な目をした電子レンジ

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先日電子レンジと私の蜜月の関係について語るに終始してしまったため、今回電子レンジがどうやって息絶えたのか説明するまでに至らなかった。ためらいはあるものの、今回電子レンジの死亡症状を公開することでこれ以上の悲しみを生まないことができるのなら本望である。

 

kimura-evkitty.hatenablog.com

 

それには私が電子レンジをどのように利用していたか語る必要がある。よく考えると、まったく必要はないんだが、書きたくなったので書く。そうして症状についてまた書けなくなるのかもしれない。

 

最近は100円ショップなどで電子レンジで簡単調理の道具が売られている。料理のできない私は、そのほとんどを購入しちゃんと使っていた。まず、米が炊ける。決まった分量をいれそこで米を研ぎ、水を適当に入れる。1合であれば10分程度あたためれば米がきちんと炊けているのだ。最初は米を研ぎ、すぐに電子レンジで温めたのだが、米に芯が残ったようなまずいご飯が炊きあがった。米研ぎが甘かったかなと思ったが、いくら私が料理できなくても米くらい研げる。説明書には米を研いだ後しばらく水に浸けておいておくと書いてあった。いくらお腹が空いていても、空腹で家電製品を口にしちゃいそうでも、水に浸す待ち時間をとったほうが結果おいしいご飯にありつけるのだ。

 

浸ける時間は15分~30分とのことだった。季節によって調整してください、らしい。どういうことだろうか。夏だから暑いので短い方、15分!冬は寒いから長めの30分とかあるのだろうか。いや、逆に夏は湿気が多いので長めの30分、冬は雪が降るかもしれないから短めの15分なのだろうか。まったく意味が分からないが。そうなると料理のできない私の選択肢は常に22分くらいに落ち着いていた。回数を重ねるにしたがって上手に炊けるようになったと思う。炊いた容器にそのままレトルトのカレーなどをぶち込んで食せば、洗い物も少なくて済む。

 

続いて活用しているのはパスタをゆでる箱である。塩を少々入れた器に面をいれてレンジでチン。とりだしたら蓋をして湯切りをして出来上がる、なんともお手軽な道具である。こいつは結構昔からあるので、10年前からずっと使っている。ゆでた容器に市販のパスタソースをそのままぶっかければ洗い物は少なくて済む。四角い皿でパスタを食べると頭が変になりそうだが。

 

そして最近デビューしたのがラーメンを作る道具である。水に袋麺をいれて、お好みの具材、生卵などを入れてレンジでチン。出来上がりについていた粉末スープをかければラーメンの出来上がりである。生卵はつまようじなどさして穴をあけておかないと爆発する。爆発するとレンジ内に卵が飛び散るので悲惨である。この道具自体ドンブリのような形状をしているのでそのまま食べるのが普通であり、洗い物は少なくて済む。

 

電子レンジが帰らぬ人ととなった時も米を炊こうとしていた。お腹が空いていた私は初の2合炊きにトライ。腹は空いていても水に浸す手間はサボれない。きっかり22分、ただし初めての2合ということもあり、30分にトライしてみた。30分後、水を含んだ米はおいしくなる準備をしていた。時間を設定してスタートボタンを押す、スタートボタンを、押、お、えっ、押せない。正確には押せるのだが押しても反応しない。電子レンジはコースの選択から時間、温度の設定まですべてボタンを押すタイプだった。温度も時間も際限なく増やせるのに、スタートだけはできない。

 

この世で一番静かに電子レンジが壊れた瞬間だった。目は開いている、髪の毛も伸びる、なのに心臓だけ動いてない、そんな電子レンジ。液晶も映る、外傷もない、それなのに死んでる電子レンジ。

 

きれいな体してるだろ。ウソみたいだろ。死んでるんだぜ。それで。とポツリつぶやき電子レンジを見送った。

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