山も谷もない30後半Webディレクターの手日記

気が付いたら40の背中が見えるようになってきた、バツイチwebディレクターの仕事にほとんど関係ない、日常のことを綴ったり綴らなかったりするブログ

うんこのある風景

人はうんこをする。悲しいかな、そういう生き物である。 人に限らない、すべての生物はうんこをするはずである。犬もする、猫もする。うんこしないとされていたアイドルだって、ただの都市伝説だと最近判明している。

うんこをする場所はトイレである。幼児などはオムツにすることもあるが、逆にうんこを所構わずしたら困るからこそのオムツだろう。 つまりトイレでうんこをするというのは人としての尊厳に関わることであるのだ。 道端でうんこをするのはたいていが犬で、散歩中の犬のうんこは飼い主が責任をもって持ち帰る。

先日、JR四ツ谷駅のホームにうんこが点在していた。

ついうっかりポロっとこぼれてしまったウサギのうんこタイプではなく、立派な立派なうんこであった。 さすがに人間の仕業ではないと思いたいが、仮に犬だったとしてもそんな育ちの悪い犬を連れている人間の 育ちはもっと悪い。

仕事帰り、一日疲れたと眠い目をこすりながら駅のホームに降りる。階段の時点で何か嫌な予感がした。 嫌な予感はあたるもので、階段の終わり、ホームに降り立つ、そのエリアにうんこである。第一うんこ発見。 マリオカートでジャンプ板の直前に置かれるバナナのように、それは後からくる人間を陥れる罠としての機能を十二分に果たしていた。

先人の何人かは敢え無く罠にかかり、うんこの足跡をつけて方方に散らばっていった様子。私は心の中で合掌し、前者の轍は踏まないようにホームの端に向かっていく。 すると、うんことのセカンド・コンタクト。サード・コンタクト。私はヘンデルとグレーテルのクッキーのようにうんこを頼りにホームの端っこに向かっていた。

最終的に私のベストポジション、1号車の3つめのドアの前までうんこで導かれた。 行列に先人はおらず、ラッキーと思った矢先、先人はいた。先人というか、うんこ。 冒頭のtwitterの写真はその瞬間とったものである。

こんな人間いるのかと思ったけれど、見事に私の動線とシンクロしているのが一番怖かった。 これ、私なんじゃないだろうか。

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