山も谷もない30後半Webディレクターの手日記

気が付いたら40の背中が見えるようになってきた、バツイチwebディレクターの仕事にほとんど関係ない、日常のことを綴ったり綴らなかったりするブログ

僕の前を走り続けるトイレ

連日うんこやらトイレの話で非常に恐縮なのだが、我慢できないので書かせてもらう。決して糞便が我慢できないわけではないということはご理解いただきたい。

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IoTだ、AIだ、技術は進歩する一方である。トイレも漏れなく進歩している。当たり前だがうんこが漏れなくのダブルミーニングになっているのは偶然である。

子供の頃からウォシュレットはついていた。田舎の方だと同じ時代でも汲み取り式便所もまだまだ存在していた。
そこから水洗で洋式トイレが広く一般になり、お手軽オプションの温便座、高級オプションとしてウォシュレットという時代が長く続いた。
長らく進歩がなかったトイレ事情だが、ウォシュレット化は着実にすすんでいった。
たまに風が吹くウォシュレットもあったが、効果のほほうのまったくなかった。

※本当のトイレの歴史はTOTOとかのホームページとか便器資料館とかを参考にしてほしい。夏休みの自由研究に最適だと思う。

そこに黒船のごとく現れたのが、蓋便座自動開閉機能である。

字にすると麻雀の役かと思うが、これはこれで非常に画期的であった。初めて出会った時、勝手に蓋と便座が上がって驚いて少しだけチビッた。
これが生まれたことにより我慢に我慢を重ねた結果、ほんの数秒、タッチの差で蓋を上げるのが間に合わずその場に悲しみを産み落としてしまった私や、急ぐあまり便座まで上げてしまって尻が便器にダイビングしてしまう、そんな悲劇も解消された。
まさに、科学が悲劇を打ち砕いた歴史的瞬間であった。

トイレの進化は留まるところをしらない。
水洗トイレの流すレバーをボタンにしたのである。

水洗トイレ普及当時なんか、上にタンクが設置され、そこから鎖で伸びている縄跳びの取っ手みたいなレバーを引くものだった。
さらには銀のレバーを押したり引いたり、背中にタンクが置かれた洋式トイレではさらに小型化したレバーを回すことで流していた。
そのレバーが、個室トイレの壁に取り付けられたリモコンに、ボタンとなってついたのだ。もはや洋式トイレではなく、マジンガーZと呼んだほうが正しいのかもしれない。
トイレがロボになったことに驚いていた矢先、現状に飽き足らないトイレ業界の異端児たちが、悪魔の発明を行う。

ついにレバー、ボタンをなくしたのだ。正確にはなくしたわけではない、ただ、押したり捻ったり引っ張ったりする必要をなくした。
トイレの水を流すのを楽しみにしている人間がいるとしたら、その楽しみを完全に奪う悪魔の発明である。
手をかざせば流れる非接触式のセンサーを搭載したまではよかった。まだ、自分が流すという意志があるから。

最近は便座に着座センサーなるものを仕込み、便座から離れた隙に流す機能までついている。
このままいくと、個室に入り、手を使うことなく用を足せるようになるんじゃないだろうか。勝手にベルトを外してズボンを下げるとか。時が止まるAVシリーズかよ。

さて、この機能、一番の問題は自分が意図せず水が流れることにある。
あなたは用を足した後、ウォシュレットをした後、前から拭くだろうか後ろから拭くだろうか。前から拭く分にはいい、世間にどれくらいいるのかしらないが。
後ろから拭くタイプの場合、着座センサーが離席を感知、水が流れる。まさに小さな親切大きな迷惑である。
飛沫がケツに付着するわ、拭いてるトイレットペーパーの一部が持って行かれるわ、散々な目にあう。

日本のトイレは世界一だと思っている。どこかの国では水圧が鬼のホースがあるという。ハリウッドセレブは日本でウォシュレットを買っていくという。
業界の方には日々頭の下がる思いではあるが、勝手に流れる着座センサーだけ当たり判定を大目に見てほしい。

これを掲げて選挙にでるような人がいれば私は遠慮なく投票しない。そんな頭のおかしいやつちぎって投げて水に流してやる。

 

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