35歳尿酸値と尿たんぱく

f:id:kimura_evkitty:20200210165323p:plain

これは頻尿

 

前回怒涛の胃カメラ初体験記を認めてからやる気が燃え尽き症候群になってしまっていたのだが、そろそろブログを書きたいって思った時にまだ健康診断から再検査までの(4か月にも及ぶ)一連の流れしかお伝えできていないのは自らの首をしめることになるだろうということで、健康診断シリーズを終えようと思う。

 

年明けようやく病院にいくことができた。毎度のことながら待合室は満席。座りきらない大人の一部はごきげんようのサイコロサイズの椅子で仕切られた子供のプレイルームに腰を落とすしかない。私は事前にweb予約をしているので、待つことなどなく、すぐに呼ばれる。と思っていた。年末の検診の結果を聞きに来たと告げ保険証と会員証を渡して代わりに番号札を受け取る。この間予約については一切触れられていない。確かに若干の寝坊で3分ほど予定の時間より遅れて入ったことは認めるが、たかが3分。さすが病院一分一秒を争う戦場である。誰かがトイレに行けばその席に誰かが腰かけ、戻ってきたら自動ドアのギリギリ反応しないところに立たされるという終わりなき椅子取りゲームを何回か繰り返した後、診察室に呼ばれる。予約の効力が発揮された。

 

三度対峙する医師。前回はピロリ菌全滅を成し遂げたこの勇者に今回はどのような試練を与えてくるのだろう。検査時、運動とお酒を控えたことを再確認される。運動は確かに控えていた、ただし酒に関してはお天道様に顔向けできないのが本音である。しかし取り繕った健康で一時しのいだところでどうだろうか、いっそありのままの自分でありのままの薬を摂取しようではないか。

 

尿酸値:7.4 

 

???

 

7以上は基準値オーバーだから悪いことは悪いんだけど、あふれ出る尿酸知識によれば8.5以上は即、薬という基準になっている。それ以下は食生活や生活習慣の見直しなどで改善を図っていく。尿酸値10.9だった男がちょっとボクシング(ボクササイズ程度)をサボって、お酒は普通に飲んで、なぜか7.4になっている。本当にボクシングのせいだったんじゃないだろうかって思うくらい何もしていないのだが、とりあえずよくなっている。一生やめられない薬は今回見送りとなった。医師は執行猶予みたいなもんだよ、次また悪かったら治療と告げられた。沢尻エリカかよ。

 

ついでに突如命じられた尿検査の結果もやってきた。完全に油断して検査前にちょっとしたたんぱくを放出するイベントに手を出してしまった、あの検査である。案の定、尿たんぱく反応有。これは、その通りだと思う。日本の医療ちゃんとしてるって思う。先生曰く、尿の中にたんぱくがちょっと漏れ出てて体に必要なたんぱくが足りなくなってしまうことがこれから先起こりうるみたいな、そんな話だった。それは、私の当日オナニーが原因なのか、それとももっと潜在的な問題が体にあるのか!?聞きたいけど聞けないまま、執行猶予の宣言。また沢尻エリカである。


とりあえず今の私は、再検査の結果を真摯に受けとめております。何よりも、自分の体を思いやるという気持ち、根本の大切なことが私自身には欠落していたのだと痛感させられました。社会人として、一人の男性として、今一度自分の体を見つめ直していきます。

 

「全力で更生に向けて努力する」…沢尻エリカ被告が直筆コメント公表 : 国内 : ニュース : 読売新聞オンライン

 

別に

    ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

ルテオリン 尿酸ダウン 30日分【機能性表示食品】

ルテオリン 尿酸ダウン 30日分【機能性表示食品】

  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

 

35歳胃カメラ童貞の胃カメラデビュー

f:id:kimura_evkitty:20200129133858p:plain

黒い鼻水

いよいよもって胃カメラを体内に取り入れた時の話ができる。胃カメラあるあるを言いたくて言いたくて仕方なかったのに歌を歌っていたわけではないのだが、ブログを書かなきゃ書かなきゃと思っていてなかなか書けなかった。前回の更新間隔が異常だったのである。毎日書くものではない。それはもうブログじゃなくて義務になる。

 

胃カメラ当日、前日のけがの功名で一切食料を食べる気力のなかった私の体内に食料は皆無であった。寝すぎたこともあり、なんとなく早起きして手持無沙汰の年末年始休暇2日目、自慰で幕を開ける。今日の検査は胃カメラと血液検査、それとピロリ菌を探す呼気検査だけである。と思っていた。

 

病院に着くなり、尿検査もすることになったからと死刑宣告。そんな約束してないじゃないか。数十分前にたんぱく質を放出し、尿も出し切ったばかりの私に尿を求めるなんて。本当、ちょっとでいいからという言葉に言い訳は受け入れられそうにもなく、ましてやいいわけってどんなこと言えばいいのかもわからないし、紙コップをみてこみあげてくる微量の尿意を絞り出してコップに詰めた。一応怒られなかったので、量もなんとか足りたようだ。検査結果は怖いが。

 

続いていよいよ胃カメラの準備となる。胃カメラの準備にあたって、いくつかの薬を飲んだりシュされたりした。麻酔のようなもの、管が入りやすくするもの種類も数もよく覚えていないがそんなものだろう。そのあたりから意識がもうろうとしてくる。のどの神経が仕事しなくなるので、鼻をかんだり唾を飲み込んだりすることがNGといわれた。大量のティッシュが待ち構えているよこに枕を置いて左半身を下になるように横になった。

 

とりあえずは血液検査から開始する。血液検査なら慣れたものである。チクっとするくらいで血が取れられるくらいなんてことはない。私の血で世界が救われるなら喜んで差し出すのだが、今回はそういう用途ではない。尿酸値を暴くだけでしかない。

 

そしていよいよ胃カメラ。私が行ったところでは鼻から管を挿入するタイプの店だった。従来の喉から挿入する胃カメラに比べてサイズが小さかったりえずきが小さかったり入れられてる最中にも医師としゃべれるといったメリットがある。とはいえ体内にそんな異物を挿入するのだからえずきがなくなるわけはないし、涙は止まらない。リアルタイムで写真をみたりする余裕も、会話する余裕も、目を開けて受け入れる強さも持ち合わせていない私は、早く終わってくれという、時間をすすめる能力の発動しかできなかった。そして全然すすまなかった。

 

こんな泣いたの久しぶりだって思いながら体感時間1時間にも感じられたが、一番きつかったのは入れるときと抜くときだった。こんなきついの!?っておもったらようやく抜けた。胃カメラと同時に魂も抜かれたのか、ストレッチャーのまま移動させられ、流れ作業のように胃カメラやられた同胞たちと並んでしばらく寝ろと言われる。

 

寝ろといわれると寝にくくなる性質なので、よだれと鼻水を垂れ流したまま、たまに涙も流して待機していた。胃カメラを通すときに通りをよくするために同時に空気を入れてるようでお腹もパンパンになっていた。もううんこしたいって気持ちが麻酔での朦朧さをを上回って、頭もばっちり覚醒してるし寝てられない。

 

予定の睡眠タイムを短縮してピロリ菌の検査。空っぽのウィダーインゼリーを膨らますようなやつで検査した。こんなんで何がわかんだよと思いつつ我慢してるうんこが口から出る前に終わらせる。そのままトイレに駆け込みうんこをするが何も出ない。前日何も食べてないんだもの。変な液体が少し出て終わった。胃カメラで指輪を体内にお届けされるといったサプライズもなかった。

 

うんこの後は比較的すぐに検査結果を伝えられた。ピロリ菌は体内にいなかった。というかやっぱり復活してなかった。だから言ったじゃんという気持ちと言ってないという事実で恥ずかしい。続いて胃カメラで撮った映像を見せられる。ちょっと荒れてるけど治りつつあるみたいな評価だった。不良の方がモテる中学生みたいなもんだろう。よかったよかった。

 

血液検査での尿酸とオナニー直後の尿検査の結果は年をまたぐことになった。

 

この報告自体いったい何度夜を越えたのか。

    ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

35歳胃カメラ童貞の胃カメラまでの過ごし方

f:id:kimura_evkitty:20200122195421p:plain

今更に2019年の話をしていて恐縮なのだが、最近冬眠から覚めたような35歳男性なので許してほしい。年末に受けた胃カメラ等々の話である。

 

日程調整の結果仕事納めの翌日、年の瀬も瀬、胃カメラと血液検査に臨んだ。医者に言われた通り3日前から運動は控えた。なんなら12月はジムに一切行かなかった。その代わり年末ということで飲み会が怒涛の如くあった。とはいえ胃カメラ前の3日間アルコール摂取を控えればいいだけ、と当時は思っていた。自分が東京のサラリーマンだということを忘れていた。週末平日関係なく、あちこちで繰り広げられる飲み会、路上に散乱する吐しゃ物の雨、失われる現金と記憶。

 

容赦なく胃カメラの2日前に大忘年会が組み込まれた。当然私には胃カメラという大義名分がある、参加を拒否する権利がある、国に認められた基本的人権がある。しかし、私には国に認められた権利と同時に会社から与えられたポジションがあり、恩があり、プレッシャーがある。THE・サラリーマンという廉価なプレステゲームがあったら主人公に抜擢されそうな私は折衷案として、参加するけどお酒は飲まないと宣言した。

 

忘年会が近づくにつれてお酒飲みたい欲、飲んでも大丈夫だろという囁き、飲まないとお前は面白くないというレッテルにより、参加宣言の備考は少ししか飲みません、あまり飲めません、飲みましょう、と変化していった。そして忘年会翌日の仕事納めに私は有給を取得した。こいつ、飲む気満々である。

 

忘年会当日、いわゆる納会みたいな催しを行いつつ飲み会が始まった。こんなに関係している人間がいたのかと思わされるほどの数が、なぜ無理やり開催したと思わざるを得ないようなキャパの居酒屋の一角に詰め込まれてた。それでもいつも通りのペースで飲み続け、アルコールが入ってしまえば無駄に社歴だけを積み重ねたことによるトークで飲み会の波を渡り歩いた一次会。本当の意味で私の仕事納めはここだった。そう思った一瞬もあった。

 

次の瞬間なぜか二次会会場にいた。いや、酔っぱらっていたわけではないのだ。屈強な同僚がいたりとか、打ち所のわるい着地をして骨折、タンカに乗せられてとかではないのである。店に着くなり、「ここなら年の瀬でも空いてると思ったんだ」という店にも客にも失礼な発言をしていた。その罰があたったのか、二次会終了後、店の外でベトナム出張帰りの同僚の土産であるドリアンをなんちゃらした悪魔の実みたいなものを食べさせられて、吐いた。酒に酔っていたのか、悪魔の実の副作用なのか、吐いた。

 

吐いて死んだ結果、電車を逃し、オールを決意。年甲斐もなく吐いてから回復し朝まで飲み続けた。翌日休みにして本当によかった。ただ、翌日死んでいて、何も食べられなかった。胃カメラ前日は夕食を抜けと言われていたのでちょうどよかった。次回いよいよ胃カメラを体内に取り込むことになる。

 

胃カメラにたどり着けなかった・・。

    ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

34歳(当時)の健康診断延長戦-臓器一つ死を覚悟する編-

 

怒った医者

健康診断から数か月たった後の結果報告を前回したが、結果を受け取ってから報告するまでの間に歳は重ねるわ、年は明けるわ、何してたんだか自分でも不安になる。そんなスパンなもんだから、指摘を受けたところはもちろん医者に行ってきた。

 

11月に診断結果を持って病院に行く。先人たちの経験から、有無言わさず尿酸を下げる薬を処方され、今後の人生その薬と一緒に生きていくんだろうなと思っていた。が、たまたま行った内科は胃カメラの権威みたいな医者で、どうにも胃カメラさせたいようだった。F判定の尿酸には見向きもせず、C判定の萎縮性胃炎に興奮。一日の大半をインターネットと接している自分は、もちろん診断された項目のチェックは欠かしていない。萎縮性胃炎は胃の粘膜が炎症を起こして、ゆくゆくは胃癌に発展してしまう可能性がある病気らしい。その原因として多いのがピロリ菌。胃カメラでピロリ菌を調査しようということになった。

思えば10年以上前にピロリ菌を殺したことがあったのに伝えられなかった。これは後でわかったことだが、ピロリ菌の復活は1,2%程度の確率らしい。以前殺菌したと伝える間もなく胃カメラやれってまくしたてられた。ついでに、ピロリ菌は母親からの遺伝が7割超、母親は胃の病気やっていないか、ピロリ菌は殺したか、胃カメラやらないと大変なことになるぞ、といった具合に聞かれた。母親が胃の病気を患ったかどうか、ピロリ菌を殺したかどうか知らなかったので、残りの人生あと何度母親にピロリ菌と言えるんだろうと切なくなった。

仕方なく胃カメラは受け入れて日程の調整を別ですることになったのだが、それよりも火急の事態は尿酸値である。いつ通風になってもおかしくないという、どこに出しても恥ずかしくない10.9という数値。さあ早く薬を出すと言ってくれ。ところが自分の思いとは逆の方向にことは進み始める。

「お酒飲む?」「当然、今も飲みたいくらい」
「運動してる?」「フットサルとキックボクシングを、昨日も(ドヤ」

よかれと思ってしたアピールだったが、激しい運動は尿酸値を上げることがあるらしく、さらに酒だけでこの数値をたたき出すはずがないというわけで、胃カメラと同時に再検査になった。

事前3日間はアルコール摂取しない、運動しない、前日20時以降にご飯を食べない。という縛りの元、年末の仕事納め翌日28日に人生初めての胃カメラ、尿酸の再検査となった。世は師走、忘年会の誘いが降り注ぐ中果たしてその約束を守れるのか。

 

次回、オール明けに胃カメラ!?

    ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

34歳(当時)の健康診断結果発表-なんだこのアルファベットは!?編-

f:id:kimura_evkitty:20200107191422p:plain

新年あけましておめでとうございます。今年も一つ、ごひいきに。

 

さて、健康診断を受けただけの話から2か月。年も変わり改めて34歳当時の私の健康診断結果を公開する。半年前の。今は35歳にまでなっている。これは非常にセンシティブな情報なので、取り扱いに注意してほしいし、こんな身を削って発表する私にいい出来事の1つでも起きてくれないかなと思っている。

 

まずはお決まりの身長体重など、当日に数値がわかるものシリーズ。

身長:169.6cm
体重:61.5kg
腹囲:81cm

身長がまたしても170cmに届かなかった。ほぼほぼ170だし、コンビニ強盗したとしても「犯人は身長170cmくらいの中肉中背」みたいな感じで報道されるだろうし、ちゃんと逮捕されると思う。170ない男は逮捕されないはず。自己紹介で「170・・・ないくらい(小声)」という日々が今年も続くんだろう。猫背O脚改善したら180いくと思うのに。

 

続いては視力、聴力といった動物的能力である。これも当日わかる。聴力なんかは〇か×しかない。視力は相変わらず令和の時代とは思えないような、弱弱しいパックマンが向いている方向を答える形式だが、どこまでこたえられたかで数値づけされる。眼鏡を持ってはいるが、普段使いしていないため、ここの数値もほどほどだった。

 

このあたりから自宅に送られてくる診断結果でしか判断つかない項目になってくる。はたしてそれがどんなものなのか理解できないが適当にピックアップする。

 

心拍数:A 異常なし 71

幸いなことに止まってはなかった

 

胃透視:C経過観察 萎縮性胃炎

バリウムで殺されたうえにさらに異常ありって

 

コレステロール:C 経過観察 145

少し足りないらしいが、足りないとどうなるかわからない

 

尿蛋白:C 経過観察+

+か-かしかないのに+だと悪いらしい

 

尿酸:F 要治療 10.9

これが私の本丸である。いつ通風になってもおかしくない火種を体内に生息させている

治療としては薬を飲み続けるしかないアレである

 

次回、ようやく病院に行った話

    ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

34歳の健康診断結果発表-ここまでは平和だった編-

f:id:kimura_evkitty:20191119172521p:plain

 

ずいぶんと更新が滞ってしまった。健康診断を行った後だったので、心配させてしまった方もいるかもしれないが、かろうじて右手の5本の指で生きている。

 

健康診断を受けた話だけで終わってしまっていたので改めて34歳の私の健康診断結果を公開する。これは非常にセンシティブな情報なので、取り扱いに注意してほしいし、こんな身を削って発表する私にいい出来事の1つでも起きてくれないかなと思っている。

 

まずはお決まりの身長体重など、当日に数値がわかるものシリーズ。

 

身長:169.6cm
体重:61.5kg
腹囲:81.0cm

 

身長がまたしても170cmに届かなかった。ほぼほぼ170だし、コンビニ強盗したとしても「犯人は身長170cmくらいの中肉中背」みたいな感じで報道されるだろうし、ちゃんと逮捕されると思う。170ない男は逮捕されないはず。自己紹介で「170・・・ないくらい(小声)」という日々が今年も続くんだろう。猫背O脚改善したら180いくと思うのに。

 

続いては視力、聴力。

 

視力、聴力といった5感に関する項目。5感といっても実際視力と聴力だけ。触覚、味覚、嗅覚はそういえば検査したことない。第六感、シックスセンスなんて映画みたくらい。学生時代に。これは記憶力が鍛えられてる証拠ではある。

 

視力はいつも通り裸眼でトライ。「普段こわくないですか?」と言われる程度の数値をたたき出すが、他人の視線が見えてる方が怖いのでちょうどよい。運転時には眼鏡使用しているので許してほしい。聴力は流行りのハコカラみたいなブースで音が聞こえたらボタンを押すだけ、問題のない早押し大会みたいなやつで問題はなかった。

 

ここまでは健康診断したその場で結果が分かるものシリーズであった。久しぶりなので診断書が届くまでわからないシリーズは次の機会にしようと思う。

 

きれいな数字出てるだろ。死にかけてるんだぜ、中は。

    ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

【第2類医薬品】ナイシトール85a 280錠

【第2類医薬品】ナイシトール85a 280錠

 

 

 

初めてのバリウム検査-胃部レントゲンを受けただけなのに

f:id:kimura_evkitty:20191009162605p:plain

健康診断の結果がやってきた。かれこれ1か月以上前にだ。健康診断をうけたのはもう2か月近く前になる。薄い記憶を頼りにすることになるが、このブログにタイトルが「30からやってみた」という、私も今の今まで忘れていたタイトルなので、初めての経験と健康診断の結果を振り返ろう。

 

健康診断のメニューは所属する会社や保険によってさまざまなようだ。私も会社が変わったり保険が切り替わったりで数パターンの健康診断を経験している。何も変わってないのに診断の場所やメニューが変わることもあるのはたぶん担当の気まぐれである。

 

どこで診断を受けるにしたって、内容はせいぜい身長体重(数年前から腹囲も)といった外的スペック、視力聴力などの身体(内部)能力、尿検査、血液検査での液体性能、レントゲンではかる胸のドキドキをはかるくらいなものである。噂によると加齢によりコースが追加されたり、当たり年(40、50歳)だとボーナスステージがあるは、最終的には課金によって車検なみのフルスペック検査をすることもできるらしい。

 

自分は今年35歳になる年齢なのだけれど、初めてバリウムを経験した。世間一般にまずいもの、きついもの、ゲップしちゃいけないもの(マナーが悪い)と言われて名高いバリウム検査である。知らない人のために胃を痛めながら言うと、バリウムは飲み物である。白い飲み物である。白い飲み物と聞いて、カルピスのような味を想像した人もいるだろう、下手な下ネタを容易に想像した人もいるかもしれない(学生時代行きつけだったカラオケ店店長のオススメドリンクは、「おっちゃんのカルピスサワー」だった)。そんな想像は露ときえ、白い飲み物はもうバリウムというイメージしかなくなる。

 

いかにも動きそうな壁の前に立たされて、最初は得体のしれない顆粒を水で飲まされる。味はしないのだが、こいつらの正体は炭酸(バブを細かく顆粒状にしたものと理解)らしくまず胃を膨らますらしい。さっそくゲップをしたくなるがそこはグッと我慢。35年間我慢とは無縁の人生だった、逃げてばかりの人生だった、ゲップくらい我慢してやろう。それにしてもバリウムの話ばかり聞いていたので、こんな助走があるとは思わなかった。その後すぐにバリウムの出番。紙コップに入ったセメントみたいにドロっとした液体を無心で飲み込む。まずい、というか味がない。セメントを飲んだことはないが、こんな味が本当にしそうである。しかも休むこともできない。これが地獄かと思ったが、休んだらまた一杯スタートすんのかと思うと胃が喉をかっ開いたので、やっとの思いで流し込んだ。

 

流し込んだ瞬間がこの検査の本当の地獄である。紙コップを所定の位置に置くやいなや、活火山のマグマのごとくゲップが喉の奥から準備体操をしている。極限までうんこを我慢してようやくトイレにたどり着いたのに、便器の蓋をあける瞬間が一番肛門が緩むのとまったく同義である。つまりバリウムの猛威はうんこと一緒だった。今ならうんこを漏らした方がましである、そんな迷いさえあったが、私は勝った。一度ゲップを我慢すると、検査技師の女性は隣の部屋からいろいろと指示を出してくる。

 

壁に背を付け左右に体を傾けるような難易度1から、なぜか左右に付属していた手すりを握らされ、まさかの壁がリクライニング、突如としてまな板の鯉、比喩でもなんでもなくまな板の鯉であった。検査技師は私(まな板の鯉)に向かって、直立同様左右を向かせたりする。七五三の写真撮影の気分である。すると、まな板はさらにリクライニングを続け、頭が下を向くような角度にまで達する。手すりをつかんでいなければ頭から真っ逆さまに落ちてdesire、夢中になんてなれない状態で、私が筋トレを重ねる歴戦の猛者でなければすぐさま中森明菜だった。

 

 

Recollection~中森明菜スーパー・ベスト~

Recollection~中森明菜スーパー・ベスト~

 

 

 

まな板は本来のまな板の位置に戻り、再度検査技師は鯉(私)に向かって横に3度転がるような要求をしてきた。魚から犬である。3回回ってワンと言うなんて屈辱の極み、絶対にいうものか(要求されていない)。グッとこらえた私は最終的にワンの代わりにかわいいゲップがでた気がする。

 

それ以降の体勢は覚えていないがもう一度バリウムからということはなかった。診断を終えてしばらくの間口の周りが真っ白だったことに気が付かなかった。魚でも犬でもないが、立派な白いひげを蓄えておった。

 

結果は次回

    ブログランキング・にほんブログ村へ