山も谷もない30後半Webディレクターの手日記

気が付いたら40の背中が見えるようになってきた、バツイチwebディレクターの仕事にほとんど関係ない、日常のことを綴ったり綴らなかったりするブログ

子供の運動会で目から汗がでる

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ドリンクおねがいしまーす

ああ、どうにも続かない。だらだらと仕事と言えるかどうかもわからない仕事に精を出し、隙あらば布団に寝転がりリモートワーク最高と叫び、することがなくなり違う精を出し、ONとOFFの切り替えもあまりない状態で日々を過ごしている。いくらでもブログをかけそうなものだが、何も起きていないのでかけないのか。おすすめの大人なビデオについてとか書いたらいいのか。

 

というわけで、娘の保育園最後の運動会があった。このご時世ということもあり、学年ごとに個別で集め、非常にコンパクトにまとめた運動会だった。通常の運動会を知っている我々からすれば考えられないハードスケジュール。徒競走やって、ダンスやって、リレーやって。他の学年の子供はいないのでほぼ休みなしである。賞レース翌日の芸人かよという分刻みのスケジュール。主役は娘である。それは、まあどの家庭もそうだろう。

 

ひょんな事情で一緒にくらしていない父親の私が運動会の報せを受けたのは、運動会一週間前。自分の予定の無さを誇ったものである。感染症対策のためか、会場では検温と体調に異変がないかのチェック。開始前に行ったつもりだったが始まる直前だったようで、受付でもう始まっちゃいますよと煽られた。

 

運動会といえばビデオカメラを構える父親という構図が一番にイメージできるくらいの撮影タイムである。私は手持ちのスマホ2台で動画と写真を器用にとっていた。入場と歌と体操、あたりまでは娘以外を、必死に。恥ずかしい話、ちょっと距離があって、娘とあたりをつけるまでに時間がかかってしまった。アイドルをみてみんな同じに見えるという老化あるあるではあるが、我が子を見つけるのに手間取るなんて父親失格である。まあ戸籍上父親失格になっているので間違いではない。

 

歌の指揮や、開会のファンファーレ、選手宣誓などいろんな役割があったのだが、多くが複数人で行われ、必ず1人1役こなすのがルールのようだった。これが順位をつけないという例のアレなんだろうか。娘は選手宣誓を4人組でやっていたが、ボケることなく堂々と宣誓していた。続々と手を挙げて俺が俺が俺が、からのどうぞどうぞどうぞっていうダチョウ俱楽部みたいなことやってなかった。

 

開会式が終わり徒競走。4人で走るのだが、娘が何番目に走るかわからない。保育園からは走る順番がオーダー表として開示されてそうだったが、私のとこまでリレーはされていない。女子だから男子が終わってからかなと思っていたが、そんな時代ではないのである。男女混合。幸いなことにアナウンスで走者を読み上げてくれたので最悪の辞退は免れたが、まさかの予選1組目。しかも緊張感も全くありはしない雰囲気で、静寂の中「On your mark」もない。ガヤガヤしてるなか「よーいドン」で走り出してしまった。見れてはいたが、なんか「お、おお」と圧倒されただけで終わった。見た目で順位はわかるが、だからと言って何か決めるでもなく各々次の出番のダンスに向けて準備を始めてた。

 

徒競走の次はダンス。ゆずの曲に合わせてリボンとボールみたいなの持って踊ってた。一曲まるまる踊ってた。これがなんか非常に危なかった。私の涙腺的な意味で危なかった。片手バランスなんかをやってる時がなぜか一番やばかった。大きくなったなって、片手バランスやってる姿見て思った。名称がわからなくて、今googleで検索したんだけど、それだけでやばい。片手バランスで泣けるのか。水不足で困ったりしたら私に片手バランスを見せると小さい村くらい救えるかもしれない。

 

最後の種目はリレー。紅白に分かれてものすごい適当に小さめのパイロンで形作られた楕円を一人1週する。ここでも私の娘探しが始まった。隣の夫婦がチームと順番を事前のオーダー表をもとにヒントをくれた(盗み聞いた)。隣夫婦の息子はどうやら赤チームの7番目、うちの娘からバトンを受け取るとのことだった。もちろん顔見知りではないので、そのヒント(サイン盗)から導き出した紅組6番目の娘の出番、ありがたく片時も見逃すことなく見守った。リードしている状態から徐々に追い上げられるがなんとかリードを保ったまま次の隣の(夫婦の)ヒント息子にバトン繋ぐことができた。見守れたし、走っている娘の姿がすごくいい写真で取れた。この日一番テンションがあがったかもしれない。

 

リレーはその後も抜きつ抜かれつデッドヒートを繰り広げ、赤組若干リードされてアンカー対決へ。アンカーはモテそうな男の子2人である。足が速いのがモテるからな、子供って、と思いながら眺めていると赤組がぎりぎり追いあげ、なんと同着でゴール。バラエティもわかるし、空気も読める、こりゃ大人になってもモテるわと思った。今モテてるか知らんけど。あと、正直リレーも全体通して泣きそうになってた。娘以外のとこでも。そりゃモテない。

 

長々と書いてしまったが、正味一時間の出来事である。その後娘と二人で昼食に出かけたが、駅前でY字バランスを見せられ、そしてY字バランスをやらされかけたところが私の運動会のハイライト。体硬いし恥ずかしいし別の意味で泣きそうになった。

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