山も谷もない30後半Webディレクターの手日記

気が付いたら40の背中が見えるようになってきた、バツイチwebディレクターの仕事にほとんど関係ない、日常のことを綴ったり綴らなかったりするブログ

緊急事態宣言と夕食難民と救援物資

救援物資が実家から届いている

救援物資(実家から)

緊急事態宣言が出された週末明け、やむにやまれず出社していた。年明けの出社は2回目。宣言が出たからといって出社率10%程度の弊社はさしてかわりはない。通勤電車の混雑具合も見慣れた光景だ。

 

オフィスではだいたい近所のコンビニで買ってきた弁当やカップ麺を味わうことなく食して、午後の会議用の準備をしている。本当にぎりぎりにならないと何もできない人間である。以前、職場で完全食ブームが来て、完全食グミを昼食にしている人がいたが、あれはダメだ。食に興味がない私でも物足りないし、やたらと固いので顎のトレーニングしてる気分になった。

 

必要があって出社しているのですることが多く、あっという間に夜を迎えた。出社が当たり前の頃は普通だが人が少ないと8時には残っている人間もぽつぽつである。当時は早く上がった気になる時間、軽く一杯でもとなりそうなものだが、世界は変わった。この世に居酒屋はなくなったのである。

 

前時代から変わっていない混雑した電車にのり家路につく。リモートワークであれば夕方食材を買いに出かけたり、近所の定食屋に鬼滅の刃を読みにいくところであるが、時刻はもう9時を見据えている。豊富な食材と料理スキルがある人ならいざしらず、自炊スキルが初めての調理実習レベル、たいした料理じゃないのに半日がかり、腐らせた食材は数知れずな私には胃袋に飯を放り込めるのが日付をまたぐような心配があるので、手近なところで夕食を済ませて帰る。独身サラリーマンの悲しいところである。実家のありがたみをつくづく感じる。

 

最寄り駅はターミナル駅ではないがそれでも一通りのご飯どころはそろっている。牛丼、ハンバーガー、鶏肉、ラーメン、チャーハン、餃子今の気分はなんだろう。最後の品目はすべて日高屋でまかなえる。とりあえず昼食にカップ麺だったのでご飯にしようと牛丼チェーンを訪れると、普段の活気がない。客が一人もいない。牛丼人気、国民食神話が嘘かのような光景である。張り紙を見ると、20時以降はテイクアウト営業のみ。なるほどこれが第二次緊急事態宣言か。第一次のことを全く思い出せないのだけれど。

 

ファストフードも日高屋も全滅。帰り道すがらのラーメン屋も軒並み閉店ガラガラ。仕方なく入ったスーパーで弁当を買い、出社時のラインナップとそう変わらない夕食で夜をしのいだ。これが世に言う夕食難民かと感じたのは食事を済ませた後、ネットサーフィンをしてる時だった。ふーんて感じだったけど。

 

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夜が明け、年末帰れなかった実家から救援物資が届いた。ありがたいことに食料品関連の仕事をしている両親から定期的に食料、特にレトルト食品、米、乾麺、インスタント食品が大量に届くのである。今回は娘へのお年玉も。

 

両親といえど礼儀を重んじる私は早速お礼の連絡をする。以前お礼が遅れて父親が怒られたので即レスである。父からは「明けない夜はない」みたいな詩的な応援メッセージとともに、「賞味期限が切れてるものもあるので確認してすぐ食べるように」と添えてあった。

 

今日から私は一日に5杯のインスタントしじみ味噌汁を食す生活を送ることになった。

 

 

お年玉ありがとう

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