山も谷もない30後半Webディレクターの手日記

気が付いたら40の背中が見えるようになってきた、バツイチwebディレクターの仕事にほとんど関係ない、日常のことを綴ったり綴らなかったりするブログ

ただいまアパートのお色直しでございます

着替えて

衣装かえよっか

今の アパート入居して2年半になる。一度更新をしている。築20数年のピンクのおしゃれなアパートである。2年半の間に洗面所の水漏れやエアコンの寿命、上下左右の住人が順を追って退去するなどほほえましい事件があったりした。

 

そのアパートのまわりに突如として足場が組みあがったのが今週。そういえば年明け早々、管理会社からお年賀のタオルと一緒に大規模修繕工事のお知らせが届いていた。

 

お知らせによると工事は3月までの約2か月間。屋上、エントランス屋根、シーリング防水、外壁塗装、その他補修とか盛りだくさんで書いてある。大規模工事だもの。そりゃ建て替えるくらいのテンションなんだろう。私の散らかった部屋も物はきれいに片付き、部屋の隅に積み上げられたインスタント食品の山も、ありもしなかった素敵なパントリーが出来上がって整列されたりしないだろうか。賃貸ながら大改造劇的ビフォーアフターでも始まらないだろうか。タイトルを付けるとしたら「生きる気力がわかない部屋」に決まり。

 

そんなことを言っても仕方ない。外観がきれいになることのメリットはあまりないが、私の部屋のベランダに雨どいが集中しているせいで、左右の部屋の住民交代の際にクリーニングに入った業者が、ことごとくベランダの泥水をこちらに集めるものだから強めの雨なんかの際には軽い水たまりが出来てる。ベランダでベランピングでなくて池の水全部抜くができる。そこに手入れしてくれるのはありがたい。

 

しかし、この大規模工事、張り切って朝の8時から全力出してくるのが悩みである。私にとって8時はアラームがなるけど、その後30分、調子がいいと1時間はまどろむ時間とさせてもらっている。リモートワークになりその時間は2時間にまで延長可となっている。この生きる上でのモチベーションになる(そして無駄な)時間に、ちょっとしたビジュアル系バンドのライブみたいな盛り上がりがすぐ外から聞こえてくる。やれやれ、なんて頭をかきながら起きるのは創作の主人公ぐらいなもので、現実の私は文句をつぶやきながら浅めのまどろみである。一日のスタートがビシッときれず、午前中は魂がバスルームあたりをうろついている。

 

おまけに現在は緊急事態宣言。リモートワークが中心の私は少なくないテレビ会議をこなしているのだが、さすがに影響が出てくる。これまでは10時、10時半、14時半の防災無線や16時の「ふるさと」など会議のつかみにはややもしればオイシイ音の挿入だったのが、大規模修繕工事ともなるとちょっとしたアイドルグループのファンの黄色い声援が響き続けるようなものである。会議じゃなくても仕事に集中できない。手の届かないアイドルよりも、手の生えてるただの36歳の私を見てくれって気分になる。

 

通勤しているときであれば朝困るなくらいな程度だったかもしれないが、このご時世丸一日これらと付き合わなければいけない。騒音に紛れてバカヤローと声でも出してストレス発散の一声でも上げてやるか、とカーテンを開けると、外の足場の職人と目が合った。何も悪いことはないのだが一方的に気まずくなり、以来カーテンも開けられず、暗い部屋で日がな一日過ごしている。職人の振りして足場使えば他の部屋覗き放題じゃんとか思ってさらに自己嫌悪に陥る。

 

うちのアパートにはおっさんばっかり住んでる

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